もっふるの日記

日々の記録や役立ちそうなことを記していきます。

楯野川 Shield【山形】~吟醸王国の日本酒エントリーモデル~

今宵のお供はお米の産地であり銘酒が数多く存在する山形県「楯野川」です。

 

酒田市1832年天保3年)から創業を開始した楯の川酒造。

驚きなのですが「酒」と名のつく市は全国で酒田市だけとのこと。

 

www.tatenokawa.com

 

上杉藩の家臣が荘内を訪れた際に水のおいしさに驚き、

酒造りを薦めたところから酒造りが始まり、荘内藩藩主酒井公が楯の川酒造のお酒を

飲んで大いに喜ばれ、楯野川と命名した所が始まりのようです。

 

そんな楯野川酒造ですが、2010年より全て純米大吟醸の製造にシフトしています。

その理由は大きく2つ。1つはわかりやすさで、2つめは品質重視。

日本酒のカテゴリーが複雑でわかりにくい為、シンプルにしたかったという想いと、

最高カテゴリーである純米大吟醸選択と集中をすることで、

より品質の向上を目指すという想いからでした。

 

今回飲むShieldは荘内発祥の幻の酒米「亀の尾」を使用したお酒で、

瓶に描かれた源氏車は楯の川酒造の家紋を意味し、盾はその伝統を守り続けるという意思を表現しているそうです。

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香りは爽やかで味わいは芳醇でありながらも甘過ぎずキレがあり、

食中酒として万能なのではないかと思わせる美味しさです。

 

久しぶりの楯野川でしたが、色々な酒米を使用してシリーズ展開しているので、

酒米別や精米歩合別、はたまた生や火入れなど飲み比べするのも一興かもしれませんね。